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ベイビー事情

旅客便には様々な世代のお客さまが乗っていらっしゃいます。

大将が出会った最高齢は92歳。日本人のとってもチャーミングな紳士でありました。この時のエピソードはまた改めて書くこととして・・・

本日は最年少組、ベイビーたちのお話を。

―――――

さて

そもそも飛行機って生後何カ月から乗れると思いますか

答え:

パスポートを取得した時点で搭乗可

以前、生後3週間の赤ちゃんを連れた外国人ママが乗っていらしたことがあります。「おかしいでしょ?」とくすくす笑いながらパスポートの写真ページを見せてくれました。

なんと!

写っていたのは、「産まれました、なう!」な状態。

そうよね。パスポート取得に1週間そこそこかかるんだから写真はどうしたってこうなるはず。ちなみに入国の際は当然、審査官による大真面目な「顔チェック」があります。


ではさらに質問。

「ベイビー」って何歳まででしょう?チケット代は?


詳しく説明します。

正規航空運賃は以下のようになっています。


0~1歳  ・・・Infant (幼児) 10%

2~11歳 ・・・Child (子供)  75%

12歳以上 ・・・Adult (大人)  100%


ベイビーを、航空業界では「Infantインファントと呼びます。

※Adult1名につきInfant1名まで、2名以降Child料金

※燃油サーチャージなし

Infantに座席はあてがわれません。

ただし航空各社ではBaby Bassinetベイビー・バシネットを用意しています。前方の壁に取り付ける、アレです。

ここで問題になるのがInfantのサイズ。

安全上、Bassinetには重量制限がありまして

多くのエアラインはこれを「10kg未満」と設定しています。

Bassinetを使用できない場合、座席のないベイビーはどこへ行くか。

そうです、

保護者の膝の上です。

新幹線や国内線ならまだしも10時間以上の国際線、

その負担たるや・・・ああおそろしい想像できません

保護者の方々はこのあたりをよく理解していらっしゃり、

「(体重を考えて)旅行を前倒ししました。」

「もう使えないんですよ。大丈夫、根性でがんばります。」

「前回抱っこで10時間。もう疲れちゃって。今回は高いけど座席買うことにしたの。」

等々・・・

夏の繁忙期はBassinetも競争が激しく、すべてのInfantに行きわたるとは限りません。満席が確定している便ではあえてChild料金(75%)で申し込み、1席お買い上げになる上記のようなお客さまも多々。

(Child料金にはAdultと同額の燃油サーチャージが必要)

陰ながらの努力・工夫、本当に恐れ入ります。


ところで

「10kg」ってだいたい生後12カ月の体重なんだそう。

しかし

こんなのあくまで目安。

10kg = 12カ月? 

ノンノン、欧米のベイビーたちは発育が良いのです。

とくにオランダ、

出生時 4000g なんて言ったらウソに聞こえるでしょ? 

「本気」と書いて「マジ」と読みます。

生後6カ月でBassinetからはみ出し刑事という例をいくつも見てきた大将、

学んだことは

「ベイビーいろいろ」

そういえば小柄&筋肉質な1歳半の子なんかも超危険だったわね。
抜群の安定感でまさかのF難度をご披露、

「仁王立ちin Bassinet

!?

・・・お客さま、高得点ですがこちら審判団は心臓がいくつあっても足りません。

まあこんな諸事情により機内では月齢にこだわらず臨機応変な対応をしています。


無事に席が決まればInfantはもう本当にそれぞれ。

ひたすら眠る子

ごきげんな笑顔を振りまきクルーをメロメロにする子

消灯したキャビンで泣きやまない子(お母さん憔悴しきってます)

そして

なんとか11時間を乗り切ったあかつきにはなぜか、

みんなスヤスヤ・zzz

!!

Oh-マイガー!

なんてタイミング。これから降りるのよッ!

ずっしり重くなったベイビーを保護者の方はおこさないように、ぐずらせないように、そーっと抱いて連れていきます。後ろから我々クルーがカバン持ち。ドアで荷物をお渡ししてお別れです。

バイバイ可愛い未来のFrequent Flyerたち。

保護者の皆さん、懲りずにまたご利用くださいね^^

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