カテゴリー「勤務中!」の113件の記事

いただきもの

どうも。

本当はマッカラン12年がいいけど予算の関係でバランタインに大幅ダウングレード。寝酒のついでにブログ書いてる悪いオンナ、大将です。

人生のアップグレードはまだまだです。なんてどうでもinfo。

うふふ。

立て続けにいただきものしちゃった。

いえ、機内でね、お客さまから。

それがちょっと変わったブツだったもんでご報告。

その①

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ハイチュウ半分(いちご味)

立派に整えられた口ひげから、どう見てもドイツ語圏出身の40代男性。

'Would you care for something to drink?'

'Ah... Apple juce, please.'

'Certainly, sir.'

アップルジュースを受け取った直後、彼の革製バッグ(イメージはお医者さんカバン)から出てきたのは何とハイチュウ!しかもいちご味。はたしてこれはアップルジュースと相性いいのか??

直球ど真ん中ゲルマン系男性×ハイチュウという組み合わせがおもしろくてちょっとつっこんでみた。

'You've got a right choice.' グッドチョイスですお客さま。 

'Oh, really? Good to hear.' ホントに?それは嬉しい。

'You speak Deutsch, don't you?' ところでドイツ語、お話になります?

 !!

'Ja~. I'm from Germany.' うん、ドイツ人。

!ビンゴ!

'We all grew up with that.' 日本人はみんなソレで育ったようなもんです。

'O.K. That's great!' そうなんだ!

'Enjoy!'

・・・

到着後、飛行機を降りていくお客さまに最後のご挨拶。

視界の端に男性がいた。

近づいてくる?

'Hi, you can take it.' これ持ってって。 

手には封の開いたハイチュウ。

すごい、半分残しておいてくれたんだ。感動!

'Are you sure? Big supprise!' 本当ですか?びっくり!

'Take it, it's for you.' (ニコニコ) うん。どうぞ。

'Danke! Auf Wiedersehe~n!' ありがとうございます、さようなら!

―――――

その②

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コアなコミック本

イギリス人の大型ちょび髭おじさんが何やら熟読している。

こっそり表紙をのぞくと、『FREDDIE & ME』

気になって仕方ない。

話しかけてみる。

「フレディって、あの?」

「そう。フレディ・マーキュリー、興味ある?」

ありありですが。(QUEEN大ファン)

「これ、イギリスからアメリカに移住したQUEENマニアの男性が書いたコミックで・・・」

ワーオそそられる!

大まかな内容の説明は、この人自身も物書きかと思うほどわかりやすい。

ファンってぇのは国境を超えるね。

「モントリオールのライブDVD見ました?」

「見た見た。」

「フレディがnaked half upで白いパンツはいて。ピタピタの。」

「そうそう、ピタピタの。」

「サイドにハイネケン置いて飲みながら歌ってるんですよね!」

「あーそうだった!」

「あのさ、」

「はい。」

「これもうじき読み終わるから、そしたら君にあげる。」

「え!?」

「いいんですか?」

「うん、あげる。(ニコニコ)」

―――――

どこの国だったか

「それいいね」=「それちょうだい」

という風変わりな言語文化が存在するそうである。

・・・

まさか!?

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92歳 on board!

明らかにオーラを放つそのお方をチラチラと気にしながら

最初のサービスが終わりました。

「ちょっと、いま後ろの方にけっこうなご老人乗ってたけど。」

「見た!日本人男性よね?」

「・・・歳、おいくつかな。」

噂のまわるのは早いもんです。

誰が聞いたか92歳との情報が入り、

「すげー92歳だってョ!」

「日本人は元気だわー」

「わたし以前南米線でかなりの高齢者見たことあるけど、ストレッチャーだった。もう気の毒で。」

※ストレッチャー・・・医療用ベッド。機内後方のシートを取り外しベッドのまま乗せる。必要に応じてドクターかナース同伴。

知ってる。故郷で人生を終えるためストレッチャーや車イスで長距離を移動なさる「移民」の方々。強い意志には驚かされます。

さてこちらのご老人は・・・

ご家族同伴。うん、おそらくご旅行ですな。

それにしても92歳にしてヨーロッパ路線は相当な覚悟。

わたし去年じーさまたちをオランダへ連れて行ったのだって一応腹くくったもん。最悪の事態が起こっても後悔しない(だろう、たぶんこの二人は)って。

・・・92歳をお連れの、ご家族の心境たるや。

―――――

フライト中盤、

あらっ!

ギャリー横お化粧室にご本人!

まーシャッキリ、物差しの入ったような背筋。そして圧倒的な存在感。

ストレッチャーなんつったら怒られますわこれは。

よしお話してみましょう!

「あの・・・」

「・・・はい?」

すてきな笑顔!癒されるわー

(耳元で)「あの」

「今回は、ご 旅 行 で す か?」

ジェントルマン、ちょっと考えて

「あー。」

「そう、そう。」

「ど ち ら ま で 行かれるんでしょうか?」

・・・沈黙

「え?」

よしもうちょっと寄ろう。声も大きめに。

「旅行は ど ち ら へ?」

・・・

・・・

「しらーん。」

!?

なんと!!

行き先を知らないとのたまった!

自分の目的地がわからない人と出会ったのは初めてよ。

破壊力抜群の天然っぷり(笑)。

こちらはもう笑うしかなくなっちゃって

「あははそーですかぁ。」

「わし 知らんもんで。 フォッフォッフォ。」

「楽しんでいらしてくださいね。」

「あー、そう。ありがとう。」

溶けるようなスマイルとユル~い余韻を残し去っていかれました。

うん、すてきこの感じ。

説明のつかない幸せを同僚たちに届けるためギャリーへ戻ります。

「あのさ、92歳のご老人のお話ね。」

・・・

’What??’

’He doesn't know?’ え??知らないの?

(みんな目じりを下げ)

'Oh~'

'How sweeeeet !!' 超キュート!!

’Hope he will find out, yha?' そのうちわかるといいねえ。

’OK, I'm gonna keep an eye on the gentleman!’

わかった。私が面倒みるわ(笑)!

―――――

フライト終盤

ご老人に会いに、小さなお土産をもってお席へ向かいました。

「あの、失礼します。」

こういうときは正面で膝を曲げお客さまと目線を合わせるのが普通だけれど、耳元で話せるようサイドから顔をジェントルマンの真横へ。

「今日はご利用ありがとうございます。」

「あー はい、はい。」

「お客さまが92歳とうかがいまして、おそらく本日の最年長でいらっしゃいますから、」

・・・

「ほー フォッフォッ。」

「心ばかりの品ですが、記念にお持ち帰りください。」

「あー。」

「そーぅ。 ありがとう。」

「おじいちゃん良かったねえ。ありがとうございます。」

ジェントルマンの周りには奥様とお孫さんたちが。

女性ばかりに囲まれちょっとしたハーレムです。

さあ、謎を解きましょう。

「あの・・・」

「先ほどご旅行先を尋ねたんですが、ご存じないとのことで。」

・・・

「ええっ!!」

「おじいちゃん、マドリッドよマドリッド!」

・・・

「ん?」

「あ、そーか。」

「すいませんマドリッドなんです。」

「もーマドリッド行くのよおじいちゃん。」

「そーかそーか。」

・・・

なんと。

このやりとりもまたすごい破壊力だ!

「良かったですスッキリしました(笑)。」

安心したわ。92歳にミステリーツアーは酷だもの。

さあ

心配しているオランダ人たちにおしえてあげよう。ジェントルマン無事解決したよ、マドリッドだったよと。

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ベイビー事情

旅客便には様々な世代のお客さまが乗っていらっしゃいます。

大将が出会った最高齢は92歳。日本人のとってもチャーミングな紳士でありました。この時のエピソードはまた改めて書くこととして・・・

本日は最年少組、ベイビーたちのお話を。

―――――

さて

そもそも飛行機って生後何カ月から乗れると思いますか

答え:

パスポートを取得した時点で搭乗可

以前、生後3週間の赤ちゃんを連れた外国人ママが乗っていらしたことがあります。「おかしいでしょ?」とくすくす笑いながらパスポートの写真ページを見せてくれました。

なんと!

写っていたのは、「産まれました、なう!」な状態。

そうよね。パスポート取得に1週間そこそこかかるんだから写真はどうしたってこうなるはず。ちなみに入国の際は当然、審査官による大真面目な「顔チェック」があります。


ではさらに質問。

「ベイビー」って何歳まででしょう?チケット代は?


詳しく説明します。

正規航空運賃は以下のようになっています。


0~1歳  ・・・Infant (幼児) 10%

2~11歳 ・・・Child (子供)  75%

12歳以上 ・・・Adult (大人)  100%


ベイビーを、航空業界では「Infantインファントと呼びます。

※Adult1名につきInfant1名まで、2名以降Child料金

※燃油サーチャージなし

Infantに座席はあてがわれません。

ただし航空各社ではBaby Bassinetベイビー・バシネットを用意しています。前方の壁に取り付ける、アレです。

ここで問題になるのがInfantのサイズ。

安全上、Bassinetには重量制限がありまして

多くのエアラインはこれを「10kg未満」と設定しています。

Bassinetを使用できない場合、座席のないベイビーはどこへ行くか。

そうです、

保護者の膝の上です。

新幹線や国内線ならまだしも10時間以上の国際線、

その負担たるや・・・ああおそろしい想像できません

保護者の方々はこのあたりをよく理解していらっしゃり、

「(体重を考えて)旅行を前倒ししました。」

「もう使えないんですよ。大丈夫、根性でがんばります。」

「前回抱っこで10時間。もう疲れちゃって。今回は高いけど座席買うことにしたの。」

等々・・・

夏の繁忙期はBassinetも競争が激しく、すべてのInfantに行きわたるとは限りません。満席が確定している便ではあえてChild料金(75%)で申し込み、1席お買い上げになる上記のようなお客さまも多々。

(Child料金にはAdultと同額の燃油サーチャージが必要)

陰ながらの努力・工夫、本当に恐れ入ります。


ところで

「10kg」ってだいたい生後12カ月の体重なんだそう。

しかし

こんなのあくまで目安。

10kg = 12カ月? 

ノンノン、欧米のベイビーたちは発育が良いのです。

とくにオランダ、

出生時 4000g なんて言ったらウソに聞こえるでしょ? 

「本気」と書いて「マジ」と読みます。

生後6カ月でBassinetからはみ出し刑事という例をいくつも見てきた大将、

学んだことは

「ベイビーいろいろ」

そういえば小柄&筋肉質な1歳半の子なんかも超危険だったわね。
抜群の安定感でまさかのF難度をご披露、

「仁王立ちin Bassinet

!?

・・・お客さま、高得点ですがこちら審判団は心臓がいくつあっても足りません。

まあこんな諸事情により機内では月齢にこだわらず臨機応変な対応をしています。


無事に席が決まればInfantはもう本当にそれぞれ。

ひたすら眠る子

ごきげんな笑顔を振りまきクルーをメロメロにする子

消灯したキャビンで泣きやまない子(お母さん憔悴しきってます)

そして

なんとか11時間を乗り切ったあかつきにはなぜか、

みんなスヤスヤ・zzz

!!

Oh-マイガー!

なんてタイミング。これから降りるのよッ!

ずっしり重くなったベイビーを保護者の方はおこさないように、ぐずらせないように、そーっと抱いて連れていきます。後ろから我々クルーがカバン持ち。ドアで荷物をお渡ししてお別れです。

バイバイ可愛い未来のFrequent Flyerたち。

保護者の皆さん、懲りずにまたご利用くださいね^^

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乗務員交代につき。

あれま、もうすっかり秋ですわ。

さっきまで人形町歩いてましたの。

夏からウォーキングにはまってまして、一日1時間程度、時速6キロでサッサカサッサカ。

ええもう30ですからなんたって。

老化防止よ。フン。

ホイ。

この前のフライト、向こうを出発するときのことでございます。

お客さま全員乗りました。

ハーイ、on time(定刻通り)出発おめでとう!

・・・

ウカレポンチでいたら

ドアが閉まりません。

はて?

何待ち?タニマチ?

あ、相撲の観過ぎね。

オランダ人同僚とそわそわ。

そして

「レディースアーンドジェントルメーン」

キャプテンPA入りました!

Due to an operational reason, we are now waiting for an additional cockpit crew to join us. We need a crew to be replaced since one of our colleagues called sick in Osaka. A new crew has been pulled out and will arrive in 30 minutes.

I would like to apologise about the delay, but we will close the door for departure of course as soon as he arrives. Thank you for your patience.

!?

まあ平たく言うと翌朝の大阪便に乗務するはずのパイロットが病気にかかって、その代打をこっち(本国)から乗せていく必要があると。

・・・こんなの初めて。

ホントに30分、彼を待ちました。

走ってやってきた代打運転手さん→ドア即効閉まる→出発。

大きな苦情も混乱もなく

約1時間ディレイで無事大阪に着陸しましたの。

でもね

混乱は大阪で起きていた。

その日午前発の大阪-アムステルダム便が

・・・

なんと

翌日00:30発に変更!

ええ。航空法云々ありまして、私たちが乗せてきた代打運転手さんは着いてすぐ「ハイお仕事」とはならないんです。仕事の前には一定時間のrest(休息)が必要。

つまり、00:30ってのが法に触れないギリギリのラインなわけ。

この便をご利用予定だったお客さまには大変なご迷惑をおかけすることに。

そして代打の彼、

スタンバイではなく完全OFFだったらしい。

すばらしいボランティア精神・・・

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飛行高度

みなさん、飛行機に乗っていて

「飛行高度」

を気にしたことありますか?

機内のスクリーンに出たり、アナウンスでお知らせしたりしているアレです。

ふつう、

国際線の旅客機は高度1万メートル以上のところを飛んでいます。

なんでそんなに高くまで上がるのかっていうと、

高いところへ行くほど

空気密度が低い=空気抵抗が少ない

から。

つまり

低燃料&低燃費で済むわけです。

当然、できるだけ飛行高度を上げたいのが航空各社の本音。

燃料コストは運営費の約25%を占めますので。

(ちなみに人件費は20%未満)

しかし、

クルーの立場から言うと

高度が上がる=体が疲れる

なんですね。

コレ、テキメン。

高度4万フィート(約12,200メートル)がひとつの目安でしょうか。

これより上か下かでかなりの違いが出ます。

前の会社、エミ○ーツは何でもNo.1がいいのか(?)

40,000フィート以上が基本でした。

近距離じゃない限りそれ以下ってことはなかったなぁ。

かたや現在働いている会社は低いところを好むらしく、

いつも33,000~38,000フィート。

コックピットへ遊びに行くとたまにキャプテンが

「あ、あと○分で上から△△エアラインが追い抜いてくよ、見てな。」

って。

「私たち遅いの?」

シンプルな疑問。

「あっちは高度がずっと上だしそれにエンジン4基だし。気にしないけどね~」

(エンジン4基=B747またはA380)

ファーストオフィサー、

「なに、急いでるの大将?」

「誰か迎えに来るんだ。オイ誰だコラ。」

「いえそれはない。」

「えー、ないのー?」

「ナイスなオランダ人ゲットしなよ。」

「オランダ人はいいよ~。」

「あ!この前離婚したシングルの同僚紹介しよっか?」

あんたら、いいトシしてこの会話・・・

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珍プレー

フライトから帰ってきました。

①20代女性

「お飲み物はいかがですか?」

「・・・」

「ゆずジュース。」

「恐れ入ります、ゆずジュースはご用意しておりません。ジュースですとオレンジ、アップル、トマトジュースがございますがいかがですか?」

「あ、じゃスプライト。」

コラコラ、うちはJALではない。スカイタイムゆずを期待するでない。

そしてアナタは単語しかしゃべれないのか。

②20代男性

「お飲み物はいかがですか?」

(間髪いれず)

「あ、生!」

「・・・」

「ナマ?」

「あ、生ビール・・・なんてないですよね、ハハ。」

「ハハ。あったらいいですね、ハハ。」

あったらアナタより先に飲んでるョー。

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勝負どころが違う

えー

業界内転職すると良くも悪くも「比較」ができてしまいます。

今の会社に入社した直後はそれが顕著で。

いえ

‐機内に置いてあるアイテムが少ないから

‐ファーストクラスもないから

‐色んなものがプラスチック製で軽いから

‐青いぞ?

・・・等々

まあエ○レーツの豪華さは業界一だったと。

しかし

クルーひとりひとりの能力に関していえば、ハンパないですこの会社。

老眼鏡かけた50代クルーまでチャキチャキ動きます。

副業O.K.だからたまに弁護士、公認会計士とかお医者さんまでいます。

(どっちが副業だ?)

オランダの法律により福利厚生もバッチリ。

ES意識が高いんですね、ハードじゃなくソフトにコストかけてますんで。

社員happy=お客さまhappy

うーん

ユニオン(組合)の無いエ○レーツには存在しない方程式だ・・・

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隠れた才能

先日のフライト

サービスが終わり、クルーはそのまま免税品販売に移る。

いつもなら2台のカートをオランダ人+日本人のペア2組で担当するところを

同僚のオランダ人クルーJ(男性)、

(以下すべて日本語)

「あのさビジネス終わってないみたいだから大将そっち手伝って。ボク日本語グレイトだから免税品ダイジョウブ。」

なんて頼もしいこと言うもんで

「あいよ」

っつってビジネスクラスのヘルプへ。

すごいわねオランダ人が日本語で機内販売するなんて興味あるわー。

どこで勉強したのかなかなか流暢よ。

さて

ビジネスはようようサービスが終わりました。

ほいじゃーエコに戻るかね。

エコノミークラス入口のカーテンを開けた瞬間

「エー、お土産、お土産イカガッスカ―」

「メンゼイヒンハンバイでゴザイマース」

「あっシハライcard?オッケーオッケー。」

お客さま失笑。

ダイジョウブどころかアンタ客商売天職・・・

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小雪さんの影響

いつもネタを提供してくれる同期Mいわく

最近東京路線で

「ハイボールください。」

とおっしゃるお客さまがけっこういるらしい。

おしゃれなシティ・ガールの同期A、

最初なんのこっちゃわからず

「ハイボールって何ですか?」

状態だったが、

同期Mが「それはね・・・」

アドバイスした結果、今では

「ハイボール」

「はいよろこんで!」

くらいになったと。

・・・

ハイボール、作れます。

しかし大阪のお客さま、

「冷コ―」

は置いてませんのでよろしく。

アタシよく言われるの、

「あっ、ネェちゃん冷コ―くれんかぁ。」

って。

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ヨーロッパ、大雪の影響

ハイご無沙汰。

みなさんご存じのとおり、ヨーロッパでは記録的な大雪が続いています。

大将も・・・

先日、日本発の便で人生初めてのダイバートをしました。

いやー

ランディング直前にキャプテンから連絡があり

「レーディース&ジェントルマーン、大雪の影響でスキポール空港が封鎖されました。当便はドイツ、デュッセルドルフ空港へ目的地を変更し、これより着陸準備に入ります。」

ハイ?

「いまデュッセルドルフって言った?」

「言った・・・」

1時間後、

とりあえずデュッセルドルフに到着。

ただ同じ状況でスキポール空港にランディングできなかった機材がけっこうありまして、グランドハンドリング(地上スタッフによるサポート)はまったく期待できない状況。

リモート・スタンド(ターミナルから離れた離れ島駐機場)にて待機。

ドアは開いてるのよ。でもお客さま乗せてるから、私たち。

ある日本人添乗員さん、

「どうせフランクフルトまで行くのでここで降ろしてください。」

フランス人のお客さま

「ちょっと外で煙草吸わせて。」

・・・

ごめんなさい、どちらもできかねます(涙)

ダイバートって、いろんな制限があるのです。

最初の情報ではアムステルダム空港再開の見込みがないことから、お客さまをデュッセルドルフで降ろしてアムステルダム空港行きのバスを出すとのことでした。

これをしなかったのには、

①デュッセルドルフ空港のバゲッジ・ハンドリングが不足していて乗客の荷物を降ろせなかった

②デュッセルドルフ-アムステルダムの陸路も6時間の大渋滞との情報が入った

③アムステルダム空港が再開した

以上の理由があります。

唯一の希望、コックピットへの無線連絡すら混乱している状況。

先の見えないダイバート&ディレイでお客さまとクルーの疲労はピークに。

2時間半後

ようやくスキポール空港再開の情報が入り、

Take off。

しかーし!

悲劇は続きます・・・

お客さまもクルーもみんなクッタクタでスキポールに着陸したのに

あろうことか空港が大混雑。

当然ハンドリングは完全麻痺しておりまして、

次々に来る到着機がゲート(「スポット」とも)待ちの列をつくっている状態。

大将の乗務便も

・・・2時間待ちましたわよ。

着陸してるのに、ゲートはもうすぐそこに見えてるのに、空きがないってどういうことよ(怒)!

トータルで6時間のディレイ

さらなる悪夢、

ターミナルに入るとものすごい人、人。

当日、アムステルダム発のフライトはほぼ全便がキャンセル、よくて大幅ディレイ。

足止めを余儀なくされた大勢の乗客が、乗継便案内カウンターに8時間待ちの行列をつくっていました。

日本人のお客さまも多くが空港で夜を明かしたとのこと。

こんなにひどい状況を経験したのは初めてでした。

22日現在、アムステルダムは現状を取り戻しつつありますが、

ロンドン・ヒースロー空港など、まだフライト全体の1/3がキャンセルだそう。

ほんとうに、一日も早く回復しますよう・・・

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